町医者の生態をゆるくつづったブログ

夏かぜ流行中

 昨日の日曜日、天王寺区医師会からの依頼で、急病診療所に出務してきました。
前回出務は、1月後半でしたので、インフルエンザ患者さんが、
集中して来院され、野戦病院のような殺伐とした雰囲気でした(汗)。
 今回は、患者さんの数はそれぼど多くなかったのですが、
「夏かぜ3兄弟」*の流行が始まっています。
その中でも、ヘルパンギーナといって、
熱が出て、のどが腫れて痛み、ご飯が食べにくくなる
ウイルス性のかぜが多く来られました。
 喜多岡医院でも、「プール熱」「手足口病」は少しづつ増えて
いましたので、これから本格的に夏かぜ流行の予感がしました。
 広域から患者さんがこられる、急病診療所ならではの、
これからの流行予想でした。


*夏かぜ3兄弟とは
1.プール熱 高熱とのどの腫れ、結膜炎・下痢などが特徴で、
アデノウイルスが原因。
2.手足口病 のどの痛みと、手足にポツポツと水疱が出る
エンテロ/コクサッキーウイルスが原因。
3.ヘルパンギーナ 
熱とのどの痛みで発病する、エンテロウイルスが原因。
 この3つは、春先から夏ごろに流行するので、夏かぜ3兄弟
と呼ばれています。*