町医者の生態をゆるくつづったブログ

はじめに言葉ありき!

 あけましておめでとうございます!
今年も(ゆるいブログですが)よろしくお願いします。
 今回は、言葉の大切さについて考えてみました。
聖書では「はじめに言葉があった」、
神道では「言葉には魂の力が宿る、言霊:ことだまという」、
仏教では「正しい言葉の後に正しい行為が続く」
と教えています。
 私たちが日々何気なく発する言葉には、実はとても力があります。
日々の医療現場でも、多くの患者さんから感じられることがあります。
「毎年そろそろカゼを引くころかな?」と言えば本当にカゼを引き、
「私の○○はなかなか治らない!」と言えばそのとおりになります。
逆に、進行がんの方でも
「○○が終わるまで絶対死なないぞ!」
抗がん剤効いてるぞ、ありがたい!」と言えば予後は改善します。
 自分に良い言葉かけをし、他人に感謝の言葉を発している人は、
たとえ病気になったとしても、
「早い健康の回復や生存期間の延長」というご褒美があると思われてならないのです。
みなさんもできるだけ良い言葉を選んで使ってみてください。