町医者の生態をゆるくつづったブログ

ノイシュバンシュタイン城

 今年も暑い夏でしたね!

夏休みを利用して、南ドイツロマンティック街道の

古城めぐりをしてきました。もちろん初ドイツでした。

 なかでも最も印象的だったのは、やはりシンデレラ城の

モデルとなったことで有名となった ノイシュバンシュタイン城

です。19世紀末に、バイエルン王ルートビッヒII世によって建立された

比較的新しいお城で、このお城の建設にこだわったルートビッヒ2世は、

国の財政をお城の建築のために著しく悪化させ、最後はクーデターで

精神病とされ幽閉、湖でなぞの死を遂げるという悲劇もついています。

 内部も訪れてみて、その豪華さや壮健さに圧倒されっぱなしでした。

「こんなもの建てちゃいかんわな!」と思ってしまうほどです。

でもそのおかげで、私たち後の世の庶民が、歴史的建造物として

大いに楽しめるといった事実は間違いありません。

 ちなみに当の王様は、このお城に5ヶ月程度しか住めなかったそうです。

*もし、訪れる気がある方は事前予約が必要です、東京ディズニーランド

以上の人気で、当日券は手に入らないようです(2019.9現在)。

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Kさんのおみやげ

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Kさんは80代半ばの 元気なおじいちゃんです。

当院にかかりつけて もう15年ほど毎月1回 

きっちり受診されるまじめなかたです。

菩提寺の檀家総代をしたり、自治会の老人会長をしたり

公共活動もされており とても「立派な人物」なのです。

 

 Kさんの楽しみは ゲームセンターで遊ぶことです。

あまりに頻繁に通われ また先ほど言った人物なので

ゲーセンのスタッフさんが お孫さんにと よく景品をくれるのだと。

 いつも いろいろな景品を手土産に来院されますが、

今回はなんとサンリオのメインキャラ勢ぞろいの人形でした。

当院の小児科にかかっているこどもたちに、

注射や採血のごほうびに 渡してほしいといわれます。

みなとっても喜んでくれるのですが、ご本人はそのことを

見てもないし 立ち会ってもいません。

 ただ、来院のときに あれよろこんでくれたかな?

とひとこと おっしゃるだけなのです。

さすがはKさん、間違いなく ひとかどの「人物」です!

1年でも長生きしていただきたいです。

栄養ドリンクの功罪

 ちょっと元気が出ないときや、疲れているけど仕事を頑張らなくてはいけないとき

みなさんはどうされますか?

 割とよく聞くのが、リ〇ビタンD・タ〇マン・チ〇ビタ・ア〇ナミンVドリンクなどの、

いわゆる栄養ドリンクをのんで頑張るというものです。

各社しのぎを削って、「タウリンがどうだ」とか、「生薬の配合がどうだ」とか、

「フルスルチアミンがどうだ」とか、いかにも効果がありそうな

うたい文句を掲げておられますが、実のところ”ほとんどすべて同じものではないか”

とうすうす感じております。

 実際のところ、栄養ドリンクの有効成分は「無水カフェイン」であり、

程度の差こそあれ、ほとんどのものに25mg~100mg含まれています。

そしてこれは、コーヒーを1-4杯飲んだのと同じ覚醒作用があり、

一時的に眠気やだるさをとる効果があるのは自明です。

それ以外の成分は、いかに効果があり高価に見えるかの工夫をしているだけ

のようにみえます。

 しかも、有効なのはせいぜい数時間が限界で、効果が切れると飲む前よりも

しんどくなるリバウンド現象が起こり、繰り返して飲むうちに、

「胃腸障害・睡眠障害・動悸・依存症など」の副作用が出てきます。

つまり、元気にしてくれているのではなく、しんどさを先送りにしているのにすぎないといえます。

 当たり前すぎておもしろくもなんともないと言われればそのとおりですが、

疲れたときは「休憩」「睡眠」をしっかりとって、

栄養ドリンク剤でごまかすのは1回限りにしておいたほうが無難だと思います。

何かに依存して生きることは悪いことなのか?

 「依存するのはダメ!、自立して生きていきなさい!」

というのは簡単ですが、本当にそうなのでしょうか?

人はみな、現実には何かに依存して生きています。

肉体的にも、精神的にも、経済的にも 誰からの影響も受けず

ひとりで生きていくことは 可能でしょうか? そしてそれが

可能だとしても それってしあわせなことでしょうか?

 

 もちろん、ギャンブル・ドラッグ・アルコールなど、

非合法的あるいは、他人に迷惑をかけたり、著しく心や体に

悪影響のある依存は 避けなければなりません。

けれども、みな少なからず何かに・誰かに依存せずには

生きていけないものではないのでしょうか?

 

 たとえば、他人からみたら 愚かに見えることであっても、

「依存する自由と権利」は認めていかなければと思います。

そうでなければ、とても息苦しい閉塞感の強い世の中になる

のではないでしょうか? 

(もうすでに日本社会は充分息苦しい・閉塞感の強い状態ですが)

 

 そういうあなたは何に依存して生きているかって?

いろいろなものや人に依存していますが、

それは内緒にしておきます。

とってもうれしいことがありました!

 今日は、とってもうれしいことがありました。

ちっちゃな頃から 当院にかかりつけていて、

一昨年 晴れて正看護師となった Mさんが、

ここで、働きたいと言ってくれました!!

 もう、19年も開業医をしているので

たくさんの子供たちが 大人になり 立派に社会人に

なられていますが、 同業者(看護師)として

勤務したいと言ってくれるのは これが始めてのことです。

 なんか 今まで頑張ってきたことが 認められたような

とても 幸せな気持ちになりました。

 あいにく、今は常勤ナースは充足しており すぐにスタッフ採用は

できませんが、少し、パート・バイトでもやってみて 将来的には

是非勤務してほしいと答えました。

 

胃がんの治療について

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胃がんの治療について勉強してきました。

 私も20年前まで消化器外科医をしていましたので、100名以上の胃がんの手術

を経験してきて、それなりに 知識と経験があると思っていました。 

 しかし、20年間の医学の進歩は著しく、

手術手技は、開腹手術からほぼ腹腔鏡手術になり

抗癌剤は、あまり期待するに値しなかったのに、

新しい薬剤の出現や組み合わせ、順番などで

治療そのものが大きく変化してきています。

 現在もっともアブラののった外科医:NTT西日本病院・文先生に

いろいろと教わり、さらに日常の診療に生かしていきたいと

思いました。

 

ノロウイルスの検査って?

 下痢がひどくなった方が、ノロウイルスでないかどうか
調べてほしいといわれました。
 会社のほうからノロウイルスなら出勤するなといわれたそうです。

 よくあることだと思いますが、感染性胃腸炎いわゆる
”おなかのかぜ”は、ノロウイルス以外にも、
アデノウイルスエンテロウイルス・アストラウイルス
ロタウイルスなど 様々なものがあり、
ノロウイルスかどうかは あまり大きな問題ではありません。
どのウイルスであっても、日常診療上の取り扱いにさほど変わりはなく
特別な場合を除いては 検査の保険適応もありません。

 ノロウイルスかどうかにこだわるのではなく、
食事制限・保温・保湿(飲水)に努め、
嘔吐物や下痢便の処理を適切におこなって、
家族や職場で感染を広げないようにすることが大切です。




 *店舗での集団食中毒が疑われる場合など、検査が必要な
場合もありますが、この場合は保健所が検査することになります。

インフルエンザA型猛威を振るう!

1/14(火)今里休日急病診療所の救急出務日勤に行ってきました。

ドクター3名体制に対して、約280名の患者さんが押し寄せ、

平均2時間半待ちで、その7割がなんと「A型インフルエンザ」でした。

予定終了時間を2時間半も延長し、スタッフも誰も 何もしゃべる元気もなく

帰途に着きました。 まさに地獄さながらの状況で、涙も出ませんでした!!


 わが家でも、長男がお正月4日に発症、次男(ナースマン)が、昨日発症しました。

ワクチンの予防効果もあまりなさそうです。

 ちょっと、2009年豚インフルエンザのときの パンデミック(大流行)を思い出す勢いです。

ウイルス変異?が少しあり、免疫抗体保持率が低いのかもしれません。

新薬「ゾフルーザ」はそれなりに有効ですが、まだまだ流行は収まりそうにありません。

みなさま!お気をつけくださいませ!!

感動で震えた本「夜と霧」人生の価値とは?

 第二次世界大戦ナチスドイツの強制収用所に入れられた、

ユダヤ精神科医の著書です。



(「夜と霧」ヴィクトールEフランクル著 みすず書房発行)

私はこの本を3回(18歳・25歳・50歳)読んで、

それぞれに全く違った印象をうけました。




 人生の価値について述べられていて、

人間が実現できる人生の価値は3つにまとめられるとのことでした。

1.創造価値;仕事や行動、創作行為 つまり

       趣味で絵を描いたり楽器を弾いたり、歌を歌ったりすること


2.体験価値;人を愛したり、自然の美しさを感じたりすること



  この2つの本質的な価値が奪われた状態のときでも、
 人生の価値は失われることはなく、

3.態度価値; 人間が運命を受け入れる態度により実現される価値。

     体や心の自由を奪われたとしても、どのような態度でいるかという

   自由は決して奪われることはなく、

 どんな状況に追いつめられても必ず最後まで実現しうる価値があります。

 強制収容所の中で、やせ衰えて動けなくなったものの中にも、

 他人にやさしく接する・自分のパンを分け与える・疲れた友人を励ます

 などの、人間にしかできない行為や態度でいる者が

 かなりたくさんいたというのです。


 あなたは、人生に何を期待して生きていますか?

もしも「あなたがあなたの人生に対して何も期待できないと思った」としても、

あなたの人生があなたに期待していることは、決して無くなることはありません。

この医院 先生替わりました?


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。


 今日、7年ぶりに来院された女性の患者さんから、

「ここの医院、先生替わりましたよね? 

前は違う先生だったような…?」 って言われました。

 「いいえ替わってませんけど。」と答えましたが、

理由はすぐにわかりました。

15kgやせたら、ビジュアルはかなり変わりますよね!

別にほめられたわけではないけれども、

努力が認められたような気がして

なんとなくうれしい気持ちになりました。

胃がん・大腸がんで亡くなる人をなくす


 全国から集まったクリニックスタッフによる、
セミナーフェスが開催されました。
 喜多岡医院からは、事務スタッフ桐谷さんが
当院の最近取り組んでいるテーマである
胃がん・大腸がんで亡くなる人をなくす」
プレゼンをしてくれました。
 院長の思いをいかに医院全体に共有化して
かかりつけの患者さんに対して
どう働きかけていくか、熱弁をふるってくれました。
 喜多岡医院のスタッフのチームのちからに、
患者さんがこのチームの一員であることを
あらためて教えてくれました。
 桐谷さんはじめ 準備を手伝ってくれた
スタッフ一同、ほんとうにありがとうございました。




なにわ膵臓がん早期発見プロジェクト

 膵がんが急増しています。以前は比較的まれながんでしたが、最近では年間3万人近くの方が亡くなっています。男性はがん死亡の第5位、女性は乳がんを抜いて第4位の死亡数です。膵がんがなにより恐い理由は、早期発見が難しいことです。膵臓はおなかの最も奥にあり、検診や各種検査でもかなり見つけにくいのです。ちょうど数の子のような感じで、薄っぺらく、しっかりした外膜がないので、1〜2cmの大きさで充分に転移可能な進行がんになってしまします。転移を起こしやすい上に、小さな状態では発見できないという治療困難な難治がんと言えます。
 ところが最近、熱心な先生方による医療連携において、少しづつではありますが、比較的早期のがんが見つかるようになって来ています。開業医と専門医の緊密な連携が大切で、何か気になることがあれば、早めに相談することが大切です。下に気をつけるべき所見をあげておきますので、参考にしてください。
*原因不明の腹痛・背部痛がある
*膵酵素(アミラーゼ・リパーゼ)の異常を指摘された
CA19-9,CEA,エラスターゼ1など腫瘍マーカー高値
*超音波検査で、膵のう胞や膵管拡張がある
*慢性膵炎といわれたことがある
*急性膵炎にかかったことがある
*糖尿病が急に発病した・悪化した
*膵がんの家族歴がある
 (なにわ早期膵がん発見プロジェクトより一部改変)
これらの症状や所見のある方は、一度かかりつけ医に相談の上、
専門医受診をお勧めします。当院の近隣では、大阪赤十字病院と警察病院が、医師会と協力していただいております。

大阪北部地震の被害状況について

 6月18日朝8時前、ズドンと縦ゆれの後、ユッサユッサ横揺れがあり、
天王寺区は震度4にみまわれました。
 震源の近く、高槻市茨木市は大きな被害があり、お見舞い申し上げます。
 当地区、天王寺は、ライフライン(水・電気・ガス)の分断はなく、
当日も 通常通り診療ができました。
 ただ、エレベーターが終日止まり、ご高齢の方にはご迷惑をおかけしました。
また、大阪市内の交通網が麻痺してしまったので、
スタッフの出勤に影響がでて、医院の戦力が通常の6-7割にダウンしました。
 当日の診療の特徴として、阪神淡路の時のような外傷の患者さんはなく(外科は標榜してませんが)、
めまい・ふらつき・嘔気・嘔吐などの症状を訴える方が、普段より多い印象でした。
 熊本地震の時のように、1回目は余震ということもありうるので、
今週いっぱいは、危機意識を持って 慎重にやっていこうとスタッフ一同考えています。
 遠方からの患者さんには、ご心配をおかけしていますが、
エレベーターも復旧し、当院の被害は現状ありませんので、どうぞご安心くださいませ。

はじめに言葉ありき!

 あけましておめでとうございます!
今年も(ゆるいブログですが)よろしくお願いします。
 今回は、言葉の大切さについて考えてみました。
聖書では「はじめに言葉があった」、
神道では「言葉には魂の力が宿る、言霊:ことだまという」、
仏教では「正しい言葉の後に正しい行為が続く」
と教えています。
 私たちが日々何気なく発する言葉には、実はとても力があります。
日々の医療現場でも、多くの患者さんから感じられることがあります。
「毎年そろそろカゼを引くころかな?」と言えば本当にカゼを引き、
「私の○○はなかなか治らない!」と言えばそのとおりになります。
逆に、進行がんの方でも
「○○が終わるまで絶対死なないぞ!」
抗がん剤効いてるぞ、ありがたい!」と言えば予後は改善します。
 自分に良い言葉かけをし、他人に感謝の言葉を発している人は、
たとえ病気になったとしても、
「早い健康の回復や生存期間の延長」というご褒美があると思われてならないのです。
みなさんもできるだけ良い言葉を選んで使ってみてください。

世界都市ランキング

 都市戦略研究所というところから、

「世界都市総合ランキング」 なるものが発表されました。

 1位 ロンドン 2位 ニューヨーク 3位 東京 4位 パリ

と続き、 

 わが 大阪 は前回より4位下げての 26位 でした。

大阪住民としては 納得いかない結果で、

外国のことはわかりませんが、東京とくらべて

1.ごはんがうまくて安い
2.交通渋滞や満員電車がかなりまし
3.規則に縛られず自由な雰囲気がある
4.ひとがやさしい(おせっかい)
5.町がコンパクトで買い物がしやすい

 大阪のほうがいいことばっかりで、

東京に負けているのは

都心部に緑が少ないこと」 だけだとおもうのです。

反論があればききたいものです。