町医者の生態をゆるくつづったブログ

何かに依存して生きることは悪いことなのか?

 「依存するのはダメ!、自立して生きていきなさい!」

というのは簡単ですが、本当にそうなのでしょうか?

人はみな、現実には何かに依存して生きています。

肉体的にも、精神的にも、経済的にも 誰からの影響も受けず

ひとりで生きていくことは 可能でしょうか? そしてそれが

可能だとしても それってしあわせなことでしょうか?

 

 もちろん、ギャンブル・ドラッグ・アルコールなど、

非合法的あるいは、他人に迷惑をかけたり、著しく心や体に

悪影響のある依存は 避けなければなりません。

けれども、みな少なからず何かに・誰かに依存せずには

生きていけないものではないのでしょうか?

 

 たとえば、他人からみたら 愚かに見えることであっても、

「依存する自由と権利」は認めていかなければと思います。

そうでなければ、とても息苦しい閉塞感の強い世の中になる

のではないでしょうか? 

(もうすでに日本社会は充分息苦しい・閉塞感の強い状態ですが)

 

 そういうあなたは何に依存して生きているかって?

いろいろなものや人に依存していますが、

それは内緒にしておきます。