町医者の生態をゆるくつづったブログ

4種混合ワクチン

 この11月より、生後3カ月からの赤ちゃんに対して、4種混合ワクチン
(百日咳・ジフテリア破傷風・不活化ポリオ;の4種類)が、始まりました。
 ところが、ワクチンメーカーの製造が認可に間に合わず、ほとんど末端の医療機関には充分量のワクチンが入ってきません。年明け早々には安定供給可能と聞いていますが、生後間もない赤ちゃんにはたとえ1カ月であっても待ったなしの状態です。 現状としては、従来の3種混合ワクチンに不活化ポリオを同時接種することで、一度に4種混合と同じ効果が得られるので、これで対応するしかありません。
 供給が間に合わなかった理由は、国が突然認可を早めたからと聞いています。ポリオの単独ワクチンの単価が高かったため、少しでも安価になる4種混合を予定を早めて認可したからだというのです。いつも国のやることはいきあたりばったりですね。
 当院でもほとんど在庫はありませんが、ごく少量4混が入荷しましたの、お早めにお問い合わせください。