町医者の生態をゆるくつづったブログ

たいちゃんの おねむ

 たいちゃんは 3才になったばかりの 男の子で、
1才の ゆうちゃんの おにいちゃんです。
 弟のゆうちゃんの診察が終わり、今度は たいちゃんの順番です。
ママに 「たいちゃんおいで!」と呼ばれたのに、ベッドに横たわったまま
動こうとしません。
 というのも 弟のゆうちゃんは ママに抱っこされたままなので、たいちゃんの
すわる場所が ママのお膝にありません。
 私が、『たいちゃんは赤ちゃんだったかな? ひとりで来れるよね。」
といっても おねむ を決め込んで すねています。
ところが、看護師さんが ゆうちゃんを抱き上げて ママのお膝が空くのを見ると
すごい早さで起き上がり そそくさと ママのお膝に直行しました。
おまけに自ら お口をアーンと開けて とても診察に協力的な
ごきげんなお兄ちゃんに早変わりです。
診察室一同 大爆笑でしたが、たいちゃんは 勝ち誇った様子でした。
 ママの抱っこってよほど魅力的なんですね。
 そういえば 今19才の私の長男も ちっちゃい頃、都合が悪くなると 
寝たふりをして 抱き上げてもらうのを待っていたのを 思い出しました。
かわいかったなあ!