町医者の生態をゆるくつづったブログ

気の効用について

 あけましておめでとうございます。
みなさんは“気”の存在を信じますか?
聖書には始めに 言葉ありき と書いてあります。
「元気・病気・陽気・気合い・気がめいる・気がつく・気のせい・気の迷い」
などなど、 日本語には多くの言葉に“気”が入っています。
人間が生きて行く上で“気”はとても大切なものだと思います。
これから流行する、風邪やインフルエンザなどの感染症も、
疲れていたり、睡眠不足であったり、気力が充実していないときに
ひきやすいものです。
また、慢性の病気の進行にも“気”が関係しているように思われます。
例えば、いったん発生したがんの進行・転移が早いか遅いか、
なども“気”の存在が重大と感じています。
 手術後の経過や、抗がん剤放射線治療の反応性・有効性にも、
“気”は大きな影響があるようです。
 まさに“病(やまい)は気から”と言えるではないでしょうか。
みなさんも、今年も気力の充実した年になりますようにお祈り申し上げます。