町医者の生態をゆるくつづったブログ

泣き虫かのちゃん

 かのちゃんは まるまる太った10ヶ月のかわいい女の子です。
うまれてからずっと当院で 予防注射をし 風邪の診察をし もうかなりの回数
 当院に来ていて、同じくらいの月齢の子なら 私の顔を見ても泣かない程度には
 慣れている子がほとんどです。
ただ かのちゃんは何度来ても 私の顔をみると いつも泣き出します。
 ポリオの集団接種の時、3人ドクターが並んでいたのに 主治医の私のところに
 わざわざお母さんが連れてきてくれたのですが、
いつものように 私の顔を見るなり 烈火の如く泣き出してしまいました。
これでは 主治医失格かな? とへこんでしまいました。
 このたび おとうさんの転勤のため 博多に引っ越しが決まりました。
最後の診察の日も やはり泣いていました。
「お別れが悲しいからだね」 と 勝手に考える事にしました。
将来ママのようにスリムで美人になるんだよ。
でも笑った顔もみたかったなあ。