町医者の生態をゆるくつづったブログ

50男のダイエット大作戦(2)

 元来 めんどくさがり屋の私は、
走ったり、ジムに通ったりする気はさらさらなく、
中高年者が 運動で消費できるカロリーの限界も 知っていますので、
体重を落とす手段は まずダイエット中心と考えました。
 今振り返って考えれば、ダイエットに必要なことは、
「 考え方を変えること 」です。
10代や20代で食べていた食事量は、もはや必要ありません。
1日のうちに このくらいは食べなくては と思っている量が、
私の場合多すぎたのです。それが肥ってきた理由です。
今まで、おなかイッパイ食べることが幸せ と思っていました。
ところが スリムな人は、おなかイッパイは嫌だ、
くるしくて身軽に動けなくなるから、腹8分いや7分ぐらいが
ちょうどいいというのです。
 そう言われてみると、おなかイッパイ食べて、
「あー幸せ」と思っていた自分が 恥ずかしくなりました。
動きにくいし、眠くなるし、小腸に血流が集中して、
脳や体にとって 気分のいいものではないのです。
 いやいや、「だっておいしいんだもん!」とも思いましたが、
これもよく考えてみると 間違いだと気付きました。
おなかがすいて、食べ始めは確かにおいしい!
しばらくおいしい、しかし問題はこの後です。
パクパク口の中に 食べ物をほおり込んでいるうちに、
いつの間にか、おいしいからではなく、満腹になるために
食べていることに気付きました。“おいしい”から“満腹”
までの間には かなりの量の差があるのに、
早食いのために それに気付けなかったのでした。
「そうか! おいしいと思える量だけ 食べればいいんだ。」
ひとことで言えば、これが私のダイエットの秘訣です。
(次号に続く)