花粉症について
スギ花粉症が ピ−クの時期を迎えつつあります。
当院で よく使われる 抗アレルギー薬の特徴を紹介します。
*アレグラ; 眠気がなく 効果も「中の上」
ジェネリックあり 薬局でも買えるがこの場合値段高い
*エピナスチン(アレジオン); 眠気少なく 1日1回でよい
効果もよく 今や値段も安い 薬局のアレジオンは半分量
*ザイザル;眠気なく 1日1回 効果も強い
ジェネリックなく 値段は高め
*アレロック; 効果は強いが 眠気も強い。鼻閉にも効く。1日2回服用。
*タリオン; 効果はアレロックに次いで強い 眠気は比較的まし
1日2回必要 ジェネリックなし
*ディレグラ: 眠気なく鼻閉にも効く アレグラ+エフェドリン(鼻閉)
の構成で 錠剤が大きく2錠を1日2回 やや高価
*セチリジン(ジルテック);1日1回で 眠気軽め 効果も強い
値段も安く バランスが良い
*バイナス;鼻閉に特化した薬 値段が高く 割に限られたファンあり
*オノン(プランルカスト)・シングレア; 鼻閉や咳喘息によい
価格が高いが なくてはならない薬です
症状と所見が一致して、シーズンを通して同じ薬でいい場合は
内科ならではの、長期(3-4週間)処方もできますので、ご相談を!
まだまだインフルエンザ!
3月も後半となり、寒さも少し緩んできました。
花粉症も増え始めて、終業式ももうすぐだというのに
まだインフルエンザが流行中です!
保育園や小学校ではB型が中心で、
大人・社会人では A型インフルエンザが
まだまだ出ています。
手洗い・うがいをよく行い、高熱が出たら
早めの受診をおすすめします。
将来の夢 (妻バージョン)
妻の投稿が、12/20 産経新聞夕刊 「夕焼けエッセー」 に掲載されました!!
この場を借りて ご紹介します。
「母さんの将来の夢って何?」
大学受験生の次男が聞いてきた。
小論文のタイトルの一つらしい。
「そうねえ…かわいいおばあちゃんになって、
孫たちに囲まれて幸せに 暮らすことかしら」。
そう答えたものの、何かしっくりこない。
まだ40代なのにおばあちゃんになるのが夢?
私の将来の夢ってなんだろう?
子供の頃は、かかりつけの女医さんに憧れた。
やがて看護師になり、結婚・子育てブランクを経て、
夫が医院を開業したと同時に再び白衣を着た。
一人前の看護師になって、夫とともに地域医療に貢献する…
いつの間にか、夢は現実になっていた。
その先の夢など考える間もなかった。
医院には赤ちゃんからお年寄りまで、さまざまな方が訪れる。
開業当時の赤ちゃんは、今ではニキビ面の中学生に。
やんちゃな中高生だった少年少女は若いパパママになり、
子供を連れてくる。
ある日、いつも来院する4歳の女の子が診察室に入るなり、
「大きくなったら かんごくさん になるねん。」
と笑顔で言った。私は自分の働く姿を認めていただいたようで、
とてもうれしかった。
この子供たちが将来の夢は看護師になりたい、
喜多岡医院で働きたい、と思ってくれたら…。
それが今の夢かもしれない。
憧れの看護師さんと言ってもらえるように、
日々成長を続けていこう。
悩みながら小論文を書き上げた次男は、
来春から看護大学生になる。
来年のカレンダー
もう師走に入り 世間はあわただしくなってきました。 当院でも毎年恒例の 来年のカレンダーを作成しました。 一つは 空の青さをパステル調の画風でさわやかに仕上げた 壁掛け型の書き込みができる大型カレンダーです。
もう一つは 10年間お世話になっている デザイナー 榎本なちえさんに作成していただいた 完全オリジナルの 当院だけの卓上カレンダーです。 今回のテーマは 「 絆 」 ということで、とてもキャラクターがかわいらしくて 特に8月は超おすすめのデザインです。 どんなデザインかって? それは見てのお楽しみ! 沢山ご用意しているつもりですが 毎年クリスマスの前後には なくなってしまいますので、来院予定のある方は お早めにどうぞ! 壁掛け型も卓上型も1家族1部限定でお願いしております。もちろん無料です。
日本人の生き方
連休の初日は、職員研修をかねて 「日本人の生き方」というイベントに参加してきました。
第一部では 白駒 ひとみ さんという 歴女による講演で、 日本人であることが誇りに思えてくる とても 勇気づけられる お話でした。 今 世界中で信頼されている日本は 一部の偉人がつくったものではなく 市井の誠実な 民間人が作ってきた信用であることを学びました。
第2部では まさにその 一般民間人の 5組のプレゼンターが 未来の子供達に すばらしい日本を残したい一心から 精一杯頑張っている生き様を 見せてもらい とても勇気づけられました。 私利私欲を超え、他人のために自分が何が出来るのかを 皆が考えなければならない 時代になってきていると感じました。 すべては 未来の子供達に すばらしい日本を残すために。 今の大人が 立ち上がらなければなりません。 自分一人の出来ることは小さなことかもしれないけれど、 みんなが日本をよくするために日々 少しづつ努力すれば きっと未来は明るいはずです。 「一隅を照らす」とはまさにこのことですね。
イタイのこわい 予防接種
インフルエンザの予防接種も だんだんと希望者が増える季節となりました。
こどもにとっても おとなにとっても 痛いのは みんなキライで、
予防接種が大好きな人は あまりみかけません。
むしろ 注射大好き!といわれると ちょっとアブナイ方ではないかと
ひいてしまうぐらいです。
ですから 5-6歳の 幼稚園・保育園児までのこどもなら、場合によっては
ママのおひざの上で 結構 おさえつけて拘束して 接種することも可能です。
でも、小学生ともなれば いくら低学年でも とても力が強いですし、
暴れる学童を 強制的に押さえつけるのは 後々 心に 遺恨を残すので、原則おこないません。
今日も7歳の小学生Y君が、 「注射頑張る!」 と言って 診察室に入ってきたものの、 すぐにおじけづいて 「やっぱり無理!」 と拒否し、一旦退場。
また、入場するものの また退場 これを3回繰り返してしまったため、
粘り強く待ち続けたつもりの私のほうから 「今日はもうダメ!また出直しといで!」と、 退場処分をうけてしまいました。
こわいのは よくわかるんですけどねー。 ほかに待ってる人もたくさんいますんで…。 また今度 ママも よく説得してきてね。
おひとりさま
最近よく 「おひとりさま」 という言葉を耳にします。
結婚しないで ひとりでずっと生きていく方 のことをいうのでしょうが、
あまり いい意味で使っていないような 印象を受けるのですが どうでしょう?
当院に ずっと開院以来 通っておられた もうすぐ87歳になるはずだった女性が
お亡くなりになったと聞きました。
ご自宅で意識がなく倒れておられたのを ご近所さんが発見され
救急車で病院に搬送されたのですが、 約1週間で絶命されたそうです。
とても 気丈な方で 若いころから 男性にも同性にも 絶対に負けたくないと 公言されていて、
職業婦人(当時の言い方)で 一生独身で子供も産まない人生を ご自分の意志で 貫き通されました。
さすがに 最近3か月ほどは 少し体力・気力ともに 衰えを感じていましたが、
おそらく最期は 周りのみんなに 面倒をかけたくない一心から
ご自分で寿命と 達観されたのではないかと 強く強く確信しています。
後を語り継ぐ人は少ないかもしれないけれど とてもキラリと光る人生だったことを 私は知っています。
言っておられたとおりに あまり他人様に 迷惑をかけないで おひとりさまとして 旅立たれましたね。
考えてみれば だれでもみんな 生まれた時も死ぬ時も、 必ず おひとりさま なんですね。
心よりご冥福をお祈りします。
みかん
愛媛県の西宇和地区・八幡浜で生まれ育った私にとって、
みかんは 「のみもの」 のようなものでした。
冬の間はずっと箱単位で身近にあり こたつに入りながら
何個食べたかなんて数えることや意識することすらない
空気のような存在でした。もちろん当時は 糖度は今ほどではなく
結構酸っぱいミカンでしたが、1日10個以上なんてあたりまえでした。
ところが、東京生まれの妻にとっては みかんは特別な存在で、
食べるのは1日1個と決まっており、お正月やお祝いのときだけ
2個3個と食べられるものだったそうです。
新幹線で売っている冷凍ミカンなんかはとっても特別感一杯だったとか。
住民の半分がみかん農家と漁師だった僕のふるさとでは、
みかんが特別なものとは考えらえなかったのです。
そのかわり 新幹線はとってもあこがれの乗り物で、初めて乗ったのは
中学1年生だったことは特別に記憶してますけど。